【平均律24調完全制覇!】ハ長調の音楽
こんにちは!
平均律24調完全制覇シリーズ、今回はハ長調です。
調号は無し。白鍵の世界です。純粋、素朴、始まり、というイメージがあります。筆者が好きな調ランキング1位です。
早速参りましょう!
ショパン作曲 プレリュード op.28-1
ショパンのプレリュードの第1曲です。ハ長調に始まり、平行短調、完全5度上の長調(♯が一つ増える or ♭が一つ減る)、という順番で24曲を作られています。(ハ長調→イ短調→ト長調→…→ニ短調の順)
平均律24調を巡る長い旅の始まりに相応しい1曲です。壮大な旅も意外と小さなきっかけから始まるのかも知れません。
ショパン作曲 エチュード op.10-1
エチュードop.10の第1曲です。345の指を柔らかく広げる必要があり、とても難易度が高いです。エチュードは第1曲と第2曲の難易度が桁外れで学習者の心を折ります笑
おおまかなコード進行はベートーヴェンも大好きC,F,Gですが、Gの前にD7が入っていたり、9の音が使われていたりと滑らかに繋ぐショパンの和声感覚が感じられます。
スクリャービン作曲 プレリュード op.11-1
スクリャービンは少年時代ショパンやリストを敬愛していました。練習曲、前奏曲、マズルカを多く書いていることからもショパンの影響が大きいことがわかります。このプレリュードもショパンのものとどことなく似ている気がします。
ドビュッシー作曲 エチュード第1曲
ドビュッシーの練習曲、難曲揃いです。作者曰く「指使いは自分で探すこと」
チェルニー風のメロディー、ドレミファソファミレドにラ♭をぶつけてきます。皮肉やユーモアが感じられます。
ストラヴィンスキー作曲 「ペトルーシュカ」より「1.ロシアの踊り」
この曲がハ長調という情報はあまり目にしませんが、第1曲に関しては調号は無いし、白鍵ばっかりだし、最後はドミソで終わるのでハ長調と言えると思います。ソコロフの演奏は至高です。
以上です
いかがでしたでしょうか?ハ長調の音楽をご紹介しました。白鍵だけの世界だからこそ、臨時記号や転調がより引き立つのではないかと感じました。
またお会いしましょう!
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